私は、福岡県庁に35年間勤務してまいりました。最初の職場が福祉事務所であり、そこで福祉の現場に接する中で、福祉事業所が直面する人材不足や高い離職率、職員のモチベーション低下といった課題を痛感しました。県庁を退職してから5年が経過しましたが、これらの課題はますます深刻化していると憂慮しております。そこで、私の行政経験を活かし、これらの課題を解決するために一般社団法人ふくし未来パートナーズを設立しました。私たちの理念は、福祉事業所の経営を支え、職員が安心して働ける環境を創出することです。具体的には、電気・ガス・携帯電話のコスト見直しによる経費削減支援や、整体師の派遣、健康的な給食サービスの提供など、福利厚生プログラムを充実させる取り組みを行っています。しかし、福祉事業所にはこれら以外にもより深刻な課題が存在すると考えています。私たちの真の目的は、福祉事業所スタッフの満足度を向上させ、離職率の低下とサービス品質の向上を目指すことです。
今後、高齢者の数が急増し、未来の日本は今まで経験したことのない社会が到来することが予想されます。そんな日本を支えてくださる福祉事業所の課題解決をお手伝いするという使命感を持ち、私たちはこの事業を展開してまいります。